何分足を見れば勝てる?1分足はノイズと言われるけど見ないほうがいいのか
これからの値動きを考える上で外せないのがチャートです。
チャートは1分足や5分足、60分足、4時間足、日足など様々な設定ができ、どれを見れば勝てるのかと気になる方も多いものです。
これといった正解は特にはありませんが、取引スタイルによって適切なチャートを見ないと勝つことは難しいでしょう。
どのような取引スタイルなのか
どのチャートの時間軸を見るかは、取引スタイルによってばらばらです。
例えば何日間もポジションを持つスイングトレードをする方であれば、1分足や値動きの一つ一つを表示するティックチャートを見てもあまり意味はありません。
それよりも長い目での値動きを追う必要があるので、60分足や4時間足、日足といった長い足でのチャートを見なければなりません。
また、方向性が定まりあとはポジションを持つタイミングとなれば、15分足やさらに短い足を使うことはあります。
逆にそこまで長くポジションを持たないデイトレード、あるいはさらに短い決済サイクルとなるスキャルピングの場合には、4時間足や日足といったものは一日に一度や二度程度見れば良い場合が多いです。
60分足もそこまで凝視をするまでもなく、基本は1分足や5分足を見ながら取引をしていくことになります。
短期取引の場合の1分足の扱い
デイトレードやスキャルピングでの取引を行うにあたって、「1分足はノイズだから見ないほうが良い」などと言われているのを見かけたことがあるかもしれません。
たしかに1分足は細かな上下がそのままダイレクトにチャートに表示されることになるので、細かな動きに翻弄されて余計な取引をしてしまったり、切らなくても良かったところで切ってしまうということもあります。
ただ、その分だけ細かな値動きでもチャンスが生じることにもなります。
決してノイズというものではなく、スキャルピングでのトレードをするなら1分足は見ないと難しくなってしまう場合が多いです。
5分足でのスキャルピングは可能
とはいえ、1分足を見なければ勝てないというわけではありません。
5分足でのスキャルピング、デイトレードは可能です。
実際に5分足でのスキャルピングを得意としているトレーダーもいますが、それはその方の取引スタイルにすぎません。
誰にとってもそれが正解というわけではないので、5分足でのスキャルピングができる人もいれば、できない人もいます。
このあたりは自分のやり方にはどの足が合うかというのを、何度も何度もトレードを重ねてみていくしかありません。
経験を積むに適するのは1分足
どの足を見てトレードをするかはその人のスタイルによりますが、短期取引をするのであれば、1分足はとにかく強いです。
何らかのチャートポイントでトレードをするにしても1分足は他の長い足に比べて数多くのチャンスがあり、より収益の機会が増やせます。
慣れないうちは損をする機会が多くなるので嫌になる部分はありますが、細かな損を重ねていくうちにトレードの精度も上がっていくものです。
これが15分足や60分足を見ての少ないトレード機会だと、なかなかチャンスもないので経験も蓄積されていかないのです。
勝つためにはとにかく経験を積むこと
ネット上の怪しい広告やSNSの影響もあるかとは思いますが、FXは簡単に勝てる、楽して勝てる方法があると勘違いをしている方もいます。
当たり前ですがそんなはずはなく、FXというのは非常に難しいものです。
簡単に勝てるわけがなく、勝つためにはとにかく経験を積んで自分のスタイルを確立するしかありません。
そのための近道と言えるのが、トレード機会を増やすことです。
1万回トレードをした人と10回しかトレードをしたことがない人では、言うまでもありませんが1万回やった人のほうがトレード技術は高いです。
FXというのはその繰り返しなわけです。
そのサイクルを早められるのが1分足トレードということになります。
チャートをじっと見ていられる良さもある
1分足の利点は、チャートをずっと見やすいというところにもあります。
FXで勝つためにはとにかくチャートを見ることが大事ですが、5分足だと5分に1本、15分足だと15分に1本しかローソクが動きません。
これではチャートを見るのも退屈になってしまい、チャート監視も疎かになることでしょう。
それが1分足なら1分に1本ローソクが進むので、チャートを見ていても退屈しにくいという利点があります。
それでも動かない時間は1分足を見ててもどうにもならないので、動かないときは過去の1分足を振り返って検証をしてみるなど、1分足はとにかく使いやすいと言えるのです。
勝つためにはひたすらチャートを見るしかない
FXで勝つために大事なことは、ひたすらにチャートを見るに尽きます。
来る日も来る日もチャートを見て、「こうなったらこうなることが多い」といった情報を自分の中に蓄積していくしかありません。
勝てない状態でチャートを見るのは苦痛で退屈かもしれませんが、1分足ならそれが多少は和らぎます。
少しでも動いてくれていればチャートもずっと見ていられるようにもなるので、短期取引をメインで考えているのであれば、1分足は見ない手はないのです。