FXは少額からでも取引ができることで人気となっていますが、DMM FXで口座開設を考えている方の中には、DMM FXはいくらから取引可能なのかが気になることもあるかもしれません。
10万円前後ぐらいの資金で始めたい、もう少し抑えた資金でFXを始めたいという方は特に気になるものです。
必要金額によってDMM FXで口座開設をするべきかどうかで迷うこともあるかもしれませんが、DMM FXではそこまで大きな投資金額は必要としていません。
少額からでも始められるようになっているので、まずは小資金から始めたい方でも安心です。
目次
| ドル円 | ユーロ円 | 取引単位 | キャンペーン |
|---|---|---|---|
| 0.2銭※ | 0.4銭※ | 1万通貨 | あり |
DMM FXで取引するのに必要な金額は、取引する通貨ペアごとに決められた証拠金（口座内に入れている資金）となります。
取引する金額そのものが必要なわけではなく、レバレッジがあることで証拠金以上の金額を口座に入金しておけば取引可能です。
FXは、担保となる手元の資金(証拠金)に「レバレッジ」をかけて、何倍もの金額の取引ができます。 レバレッジとは、「テコの原理」のことです。取引する通貨の総代金は必要とせず、少額でも投資できるため、投資効率を高めるという特徴があります。
レバレッジとは｜DMM FX
これによって必要金額が抑えられ、DMM FXでは少額からでも取引できるようになっています。
DMM FXの1Lotは1万通貨となります。
1万通貨の金額はドル円が140円のときであれば「140円×1万通貨」で140万円もの金額となりますが、レバレッジが25倍までかけられるため、「140万円÷25」で56,000円の証拠金があれば取引可能です。
日々数兆ドルもの金額で取引されている為替市場では、レバレッジなしで個人投資家が取引するのはハードルが高すぎますが、レバレッジによって必要資金を抑えて取引できるようになっているのです。
取引で損失が出て口座資金が最低金額を下回ってしまうと、追加で入金をしない限りは次の取引ができなくなってしまいます。
損失が出るたびに入金をするのもよくないので、余裕を持ってDMM FXでドル円の取引を始めるなら10万円前後はあったほうが良いかもしれません。
余裕のない資金で取引をしても、なかなかうまくいかないことも多くなってしまいます。
取引に必要な証拠金は通貨ペアやレートによって異なります。
人気の通貨ペアとレートごと、DMM FXで1Lotの取引をする際の必要証拠金をまとめると以下のようになります。
| 通貨ペア | レート | 必要証拠金 |
|---|---|---|
| ドル円 | 140円 | 56,000円 |
| ユーロ円 | 150円 | 60,000円 |
| ポンド円 | 180円 | 72,000円 |
| 豪ドル円 | 90円 | 36,000円 |
| ユーロドル | 1.07000ドル | 約60,000円※ |
※ ドル円レートによって変動します。
豪ドル円の取引であれば5万円前後の証拠金で始められます。
あまり大きな金額は用意できないという場合には、必要証拠金で取引する通貨ペアを選ぶのも良いでしょう。
DMM FXで取引を始めるためには、開設した口座にお金を入金する必要があります。
入金方法は以下のいずれかです。
それぞれの入金方法の詳細については次の通りです。
クイック入金は対応する金融機関のインターネットバンキングを使って入金をし、即時入金反映されるようになっています。
24時間いつでも利用ができ、入金手数料は無料です。
クイック入金は5,000円以上からの入金となるので、何らかの理由で細かな金額を入金したい場合には、次に説明する銀行振り込み入金を利用してください。
利用者ごとのDMM FXの銀行口座宛に直接振り込みを行うことでも入金できます。
振り込み手数料は利用者側の負担となり、口座への反映は入金確認後の原則30分から1時間程度です。
振り込み先口座はマイページの「お客様情報」から確認できます。
DMM FXの入金方法は上記のいずれかとなり、例えばクレジットカードを使った入金などには対応していません。
また、DMM CFDやDMM証券での株取引の入金などは、FX口座との振替ができるのでFX口座への入金でも問題ありません。
FX以外にも様々なサービスを提供しているので、資金移動も便利に行えるようになっています。
DMM FXの口座に入金して実際に取引を始まるまでの流れを説明します。
大まかな流れとしては以下のようになり、口座開設さえ済ませてあれば特に面倒な手続きはありません。
入金から初回取引までの流れとなるので、次回以降の取引は2番目から繰り返すことになります。
それぞれの入金、取引、決済については、実際の取引画像を交えて解説していきます。
取引口座への入金方法は上で触れている通りですが、ここでは手数料無料で即時反映となるクイック入金の手順を、FX初心者でも分かりやすい取引ツールの「FX STANDARD」の画面を使って説明します。
DMM FXの公式サイトからログインをし、「FX STANDARD」の起動ボタンをクリックすると取引画面が開くので、画面中部にある「入出金」をクリックします。
「入出金」をクリックするとクイック入金や出金予約が表示されるので、クイック入金ウィンドウから金融機関を選択して入金金額を入力します。
上記画像では金融機関一覧で隠れてしまっていますが、確認ボタンがあります。
金融機関と入金金額を入力後、確認ボタンをクリックすると以下のように確認ウィンドウが表示されます。
内容を確認後、問題がなければ実行をクリックすると、利用金融機関のログインページに移動します。
金融機関のログインIDやパスワードを入力し、金額の確認や入金の実行をすると、DMM FXの口座に反映されるようになります。
新規ポジションを取る場合も「FX STANDARD」の画面を使って説明します。
ツール内の右側に設置されている注文パネルから取引をしますが、FXは買いでも売りでも新規ポジションが取れるので、上がると思えば赤いほうのAskをクリックし、下がると思えば青いほうのBidをクリックします。
取引する通貨ペアを変更する場合にはツール上部の別の通貨ペアの「選択」をクリックすると、チャートと注文パネルが同時に切り替わります。
また、新規でポジションを取る際には、以下のように様々な設定ができるようになっています。
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 注文タイプ | 注文方法（即時・指値・逆指値・IFD・OCO・IFO）の切り替え |
| 数量 | 注文するLot（1万通貨単位）の変更 |
| スリッページ | 即時注文の際に、発注レートから約定レートまでの変動許容幅の設定 |
| FIFO | 新規注文と決済注文を区別するかの切り替え（First in First out） |
| 決済同時注文 | 新規注文が約定したと同時に指定幅での決済注文を出すかの切り替え |
| 右上の歯車ボタン | スリッページや決済同時注文の幅の変更と注文確認画面を表示するかの切り替え等の設定 |
分かりづらい項目もあるので少し補足していきます。
為替レートは目まぐるしく変動するため、注文したレートと実際に約定するレートがズレることがあります。
これをスリッページと呼び、変動の激しいときには大きくズレることもあるので、それを防ぐのがスリッページ設定です。
スリッページは、お客様端末と当社システムの間の通信及び、お客様の注文を受け付けた後の当社システムにおける約定処理に要する時間の経過に伴い発生するもので、お客様に有利になる場合もあれば、不利になる場合もあります。
スリッページとはなんですか？ - よくあるご質問 - DMM FX
スリッページの許容幅を超えた場合は注文が約定しないので、想定外の不利なレートで約定することが防げます。
FIFOは素早く取引したいときに便利です。
FIFOをONにしておくと、買いポジションを持っているときに青い売りボタンを押すと決済されるため、決済注文のたびにポジション一覧から注文を出す手間が省けます。
新規注文と同時に利益確定の注文および損切りの注文を同時に出すか設定できます。
損切り注文を同時に出す場合に用いられることが多く、損切りが苦手な人は予め決めた幅で設定しておき、想定以上に損失を拡大させないといった使い方をします。
FXはリスクと隣り合わせの取引でもあるため、常に損失は把握しておかなければなりません。
決済同時注文を入れてその注文を取り消さないようにすることで、1取引あたりの許容損失幅の範囲内で取引できるようになります。
ポジションの決済は、ツール内のポジション照会から行う方法と、新規注文で使う注文パネルのFIFOをONにして行う方法があります。
ポジション照会から行う場合には決済するポジションを選択し、即時や指値、逆指値などの注文方式を選んで注文しますが、少し分かりにくいものがあるのでピックアップして説明します。
| 注文方式 | 内容 |
|---|---|
| 即時 | 現在のレートで即時決済 |
| 指値 | 指定の利益方法のレートに達したら決済 |
| 逆指値 | 指定のレートに達したら決済（以下に補足あり） |
| OCO | 指値と逆指値を同時に注文してどちらかが約定したら残ったほうは取り消し |
逆指値注文が少し分かりにくいですが、例えば140.20円でドル円を買っているときに、140円を割り込んでしまったら損失をそれ以上は拡大させないために決済したいというときがあります。
そのときに逆指値を139.90円などに設定しておくと、139.90円まで下がったときに自動的に即時注文が発注されます。
また、ポジションに利益が乗っているときにも逆指値注文は有効です。
例えば以下の例では、急落からの反発を確認して赤丸で囲った部分で買ったとすると、順調に上げていたチャートが右側部分で勢いがなくなっていて少し不安です。
停滞している部分を上抜ければ上がるかもしれませんが、下抜ければ下がる可能性が出てくるチャートです。
このときに、青いラインの下値抵抗線を割り込んだところの青丸付近でが逆指値設定をしておくと、相場を見ていなくてもそこを割り込むと自動的に決済されて利益が確定できます。
ちなみにこの後のチャートがどうなったかというと、以下のようになっています。
下抜けたところで決済をしなかった場合には、そのまま下落してせっかくの利益がすべてなくなってしまっています。
毎回このようにうまくいくわけではありませんが、逆指値をうまく使いこなすことで損失を限定するだけでなく、利益も伸ばしつつしっかり確保できるようになるのです。
ただ、逆指値は指値注文とは異なり、指定したレートで約定するものではありません。
逆指値は指定レートになったら即時注文が出されるため、相場に急変時などは逆指値のレートと実際の約定レートでは差が生じることがあります。
口座からお金を出金する手順は次の通りです。
DMM FX側が負担するので、出金時の手数料は無料です。
出金用口座の登録はWebやアプリから行えるので、まずは口座を登録するようにしてください。
出金用口座の登録方法は、パソコンでのWebページからとスマホアプリからで項目が異なります。
ゆうちょ銀行を出金用口座に登録する場合には、口座番号の入力が他の金融機関とは異なります。
また、口座登録時には登録メールアドレス宛に認証コードの送信があるので、メールが受信できるようにしておきましょう。
DMM FXの出金は、出金予約手続きが平日15時までにされていれば翌営業日で、平日15時以降では出金予約自体が翌営業日扱いとなります。
※ 参考：出金にはどのくらい時間がかかりますか？｜DMM FX
出金予約の方法は以下の通りです。
PCの取引ツールの場合であれば、以下の手順で簡単に出金できます。
出金予約が受け付けられると、出金予約ウィンドウの下の部分に予約されている出金一覧に表示されます。
出金は最低2,000円から行えるようになっています。
2,000円未満の出金はできませんが、口座残高が2,000円未満で全額出金をする場合には端数含めて出金可能です。
2,000円以上から出金予約が可能です。ただし、口座残高を全額出金する場合は、2,000円未満の出金も可能です。
１回の出金額に上限下限はありますか？｜DMM FX
出金額の上限はありません。
非常に大きな金額となると何らかの確認が入る可能性がありますが、口座残高を全額出金する際でも手数料無料で手続き可能です。
口座に資金を入金すればすぐFX取引が始められるDMM FXは、取引をするためにまずは口座を開設する必要があります。
口座開設は最も早い手順で進めると最短1時間で完了するので、手間も時間もかかりません。
口座開設の申し込み自体も最短5分程度で終えられるので、初めてのFX口座開設の方でも戸惑うことはありません。
DMM FX公式サイトの口座開設フォームから必要事項を入力します。
名前や住所、電話番号や、金融資産、投資に利用できる資金なども順番に入力していきます。
正しく入力を進めれば特に問題ありませんが、気を付けておきたいのは金融資産と投資資金のバランスです。
DMM FXでは以下のように金融資産を入力した後に、その資金内で投資に利用可能な金額を選択します。
金融資産は少なくても良いのですが、投資資金が金融資産に対して大きすぎると、口座開設の審査で引っかかる可能性があります。
上記の場合であれば金融資産が10万円～50万円未満としているので、投資資金は10万円未満としておけば、金融資産と投資資金のバランスが取れます。
申し込みフォームへの入力後は、口座開設に必要な書類を提出します。
DMM FXの口座開設で必要な書類は以下の2点です。
提出方法は用意できる書類によって異なります。
マイナンバーカードか免許証がある場合と、どちらもない場合では以下のように必要書類や提出方法に違いがあります。
表面と裏面の提出でマイナンバーカードだけで必要書類の条件が満たせます。
書類の提出方法は以下のいずれかが選択可能です。
スマホでスピード本人確認なら、マイナンバーカードとスマホでの撮影で最短1時間で口座開設が完了します。
マイナンバーカードを持っておらず、免許証がある場合には以下のいずれかの組み合わせで必要書類の条件が満たせます。
書類の提出方法は以下のいずれかが選択可能です。
スマホでスピード本人確認なら、マイナンバーカード提出時と同様に最短1時間で口座開設が完了します。
マイナンバーカードも免許証もない場合には、以下のいずれかの組み合わせ必要書類の条件が満たせます。
顔写真なしの本人確認書類は、主に健康保険証や住民票などです。
この中で用意しやすいのは2番目となり、マイナンバー記載の住民票の写しは用意する必要はありますが、健康保険証との2点で必要書類の条件が満たせます。
提出方法は以下のいずれかとなり、スマホでスピード本人確認は利用できません。
この中ではアップロードの提出が最も手間がかかりませんが、スマホでスピード本人確認が利用できないことで、口座開設完了には数営業日かかってしまいます。
口座開設が完了するとログインIDとパスワードが発行されます。
スマホでスピード本人確認が利用できれば、最短1時間でメールで届けられるのでその日のうちに取引を始めることもできます。
その他の書類の提出方法の場合には口座開設受け付け後に、ログインIDとパスワードが書かれた書類が簡易書留で届けられます。
受け取ったログインIDとパスワードでDMM FXの口座にログインし、DMM FXの取引口座への入金方法を参考に取引口座に入金をすればすぐにFX取引が始められるようになります。
DMM FXでの取引はすぐに始めることができるので、FXに興味がある方は始めてみると良いでしょう。
今から15年以上前の、国内口座でも400倍のレバレッジで取引ができた時代にFX取引をスタート。最初に取引をしたのは豪ドル円の買い。
その後は相場から離れたり戻ったりしながら、今ではFXだけでなく日本株個別投資、先物取引、CFDと一通りのものを触る相場ジャンキー。
