FXは株などに比べると少額から取引できるようになっています。

少ない初期投資金額でFXは始められますが、資金がないからといって生活費を使って取引をするのはよくありません。

初期投資資金がないと使ってはいけない資金で取引をしてしまうことがありますが、そんなことをせずともFXをやる方法はあります。

まずはFX取引に必要な資金を知り、そのお金もない場合の対処法も知っておきましょう。

目次

• FXを始めるのに必要な資金
• FXの初期投資に使えるお金があまりない場合
• FXに使える余剰資金がほとんどない場合
• FXの口座開設キャッシュバックで資金を作る
• FXの取引高に応じたキャッシュバックも活用する
• FXは初期投資の資金が少なくても始められる
• FXの投資資金の作り方でよくある質問

FXは「レバレッジ」という仕組みにより、取引口座に入れているお金よりも大きな金額で取引ができる特徴があります。

これにより、少ない資金でも満足に取引できるようになっています。

まとまった初期投資資金は用意できないといった方にも、FXは向いていると言えます。

FX取引の基本は1万通貨となりますが、FX会社によっては1通貨単位から取引できるところがあります。

1通貨単位で始めるなら必要資金はレバレッジをかけなくても数百円程度で、損益として動く金額も大きくありません。

1通貨単位となると取り扱いがあるFX会社が限られますが、もう少し金額を増やして1,000通貨単位であれば多くのFX会社が対応しています。

1通貨なら小資金で取引ができますが、あまりにも規模が小さすぎると収支も微々たるものになってしまいます。

その点、1,000通貨単位ならバランスが取れており、1,000通貨単位で取引をするのに必要な金額は数千円で、余裕を持って1万円ぐらいが口座に入っていれば十分に取引可能です。

1,000通貨単位の取引も、トレードスキルが高い人なら1日で1万円前後の収益を上げることも可能です。

収益を上げて口座資産が増えていけば取引量も増やせるので、取引量に応じて収益の金額も大きくなっていきます。

FXの基本となる1万通貨で取引をする場合には、通貨ペアによりますが大体は5万円以上は必要です。

レートによってはもう少し金額が必要な場合があり、10万円ほどあるとだいぶ余裕を持って取引できます。

1万通貨で余裕を持って取引をする場合にはある程度の初期投資資金が必要になりますが、そこまでの資金を必要としない5,000通貨でも十分な収益を狙う取引が可能です。

5,000通貨で1円の変動なら収支は5,000円で、デイトレードで細かく回転させて20銭を10回取るような取引ができれば、1万円の収支となります。

5,000通貨でも資金に対する収支としての効率は非常に高く、FXの基本とはなりますが何も無理に1万通貨で取引を始める必要はないのです。

FXは1通貨や一部のFX会社で対応する100通貨なら数百円の資金で始められるとは言え、あまりにも小さい単位だと取引をしている意味があるのかが分からなくなってきます。

1通貨で取引をした場合、1円動いても1円の損益にしかならず、ドル円であれば1か月持ったところで数円動くか動かないかの収支に過ぎません。

だからといって1万通貨の取引をするだけのまとまった初期投資資金は用意できないという方は、以下の方法を考えてみると良いでしょう。

1. 1,000通貨単位に対応するFX会社を使う
2. 低コストで取引できるFX会社を使う
3. キャンペーンがあるFX会社を使う

1番目と2番目は初期投資資金が少ない方、3番目は初期投資資金が少ない方だけでなく、資金が用意できない方向けです。

それぞれの詳しい内容については次の通りです。

上でも触れた通りですが、まとまった初期投資資金が用意できない場合には、1,000通貨単位での取引ができるFX会社を選ぶようにしましょう。

1万通貨単位だとある程度の資金が必要になってしまい、無理にその金額を用意して取引を始めようとすると、FX取引にも余裕がなくなって収支も悪化させてしまいます。

1,000通貨単位からの取引だからといって、通貨ペアが限られるなどの取引に不利になることはありません。

まずは1,000通貨単位で取引ができるかどうかをしっかり確認してから、対応するFX会社で口座開設の手続きに入るようにしてください。

初期投資資金が少ないときは特に、取引コストが安いFX会社を使うようにしたほうが良いでしょう。

FXは多くの会社で取引手数料は無料のため、注目すべきは各通貨ペアの買値と売値の差額となる「スプレッド」です。

画像はLION FXのトレードツール「C2」のレートパネルより

後述するキャンペーンの際にも、取引コストには気を配っておく必要があります。

小資金で取引をする場合にはコストは安ければ安いほうが良いので、なるべくなら低スプレッドのFX会社を使うようにしてください。

FX会社によっては、独自に様々なキャンペーンを行っているところが多いです。

キャッシュバックやプレゼントキャンペーンなど内容は様々で、キャンペーンの参加条件もFX会社によって異なります。

初期投資資金が少額の場合には、FX取引だけではなかなか大きな収益が上げられないことも多くあります。

その場合でも、キャッシュバックキャンペーンを使うことで、FX取引の収益とは別に大きくプラスにできる可能性もあるのです。

1,000通貨単位での取引なら数千円から始められますが、それだとも物足りないと感じる方も少なくありません。

1万通貨単位で取引をしたいけど、余裕のある10万円前後の資金を用意するのが難しい方は、新規口座開設のキャッシュバックキャンペーンを使うのが良いでしょう。

新規口座開設時のみのお得なキャンペーンとなっているので、資金がない方だけでなく、資金に余裕がある方も条件を満たせるようにしておいたほうが良いです。

FX会社によって条件は様々ですが、多く見られるのは以下の条件を満たすと、一定期間後に口座にキャッシュバックされるというものです。

1. 新規口座開設
2. 指定金額以上の入金
3. 指定数量以上の新規取引

「指定金額以上」の入金といっても大きな金額が求められるわけではなく、1万円や2万円など少額で問題ないところが多いです。

「指定数量以上の新規取引」は条件次第で回数を重ねて取引をする必要がありますが、スプレッドの狭いドル円やユーロドルで細かく売買を繰り返すと、コストを抑えて条件達成のための取引回数が稼げるようになります。

新規口座開設のキャッシュバックキャンペーンを使えば、1万通貨で取引をするだけの資金が用意できない方でも、取引資金を得ることができます。

キャッシュバック条件を満たす間の取引でFXに慣れることもできるので、一石二鳥と言えます。

キャッシュバックの条件の中には、「初回入金額」などの指定がされていることがあります。

以前は多く見られ、最近では減ってはいるものの、初めての口座への入金額が指定金額以上でないとキャッシュバックの条件が満たせなくなってしまいます。

その他にもキャッシュバックキャンペーンには、いくつかの条件が設けられている場合があります。

また、毎月のように条件が変わることもあるので、口座開設時には各FX会社の公式サイト上で最新情報を必ず確認するようにしてください。

キャッシュバックキャンペーンは1社でしか受け取れないわけではありません。

別のFX会社でも受け取れるので、複数のFX会社でキャンペーンを渡り歩くと、総額で数十万円といった大きな金額になります。

いわゆる「勝ち組トレーダー」と呼ばれる人の中には、初期投資資金がなく、キャッシュバックキャンペーンを使って資金を捻出した人もいるほどです。

キャッシュバックを何社も受け取ることはズルでも何でもなく、条件をしっかりと満たせば正しく受け取れるため、これを使わない手はないとまで言えます。

大事なことなので繰り返しの項目になりますが、FXの口座開設時のキャッシュバックキャンペーンは条件の確認が必須です。

キャンペーンには対象期間もあり、その期間内に指定金額以上の入金や指定数量以上の新規取引など、定められた条件を達成しないとキャッシュバックが受け取れません。

また、条件を満たしたとしても、キャンペーン期間中に解約をしてしまうとキャッシュバックが受け取れません。

その他、キャッシュバック条件達成のためのポイントをそれぞれまとめているので、以下でご確認ください。

キャッシュバックの新規取引条件に通貨ペアが指定されていない場合には、ドル円やユーロドルで取引量を稼いだほうが良いです。

両通貨ペアはスプレッドが狭く、普段は値動きも比較的落ち着いているため、取引数量を稼ぐのに向いています。

キャッシュバックキャンペーンの条件はほとんどが一定以上の「新規」取引数量となっているため、とにかく取引回数を重ねる必要があります。

スプレッドによる取引コストも気にしておきたいので、そういった点で見てもドル円やユーロドルは適しています。

キャッシュバックキャンペーンのためには、それなりの回数の取引が必要になることがあります。

取引回数を重ねることで得られるメリットは多く、例えば以下のようなものが挙げられます。

• 基本的な注文の仕方が分かる
• 特殊な注文も使いこなせるようになる
• トレードツールに慣れることができる
• 素早い注文が出せるようになる
• 損切りを習得できるようになる

少ない資金で多くの回数の取引をするためには、とにかくたくさん取引を回転する必要があります。

何度も何度も新規注文と決済注文を繰り返すことで、基本的な注文の仕方はこのときにほぼマスターできると言ってもいいでしょう。

また、回数を重ねるトレードをする際には、ほとんどのFX会社で無料で利用できる高性能なパソコンのトレードツールやスマホアプリを使うことになります。

何度もツールやアプリを使って注文をし、取引をすることで、ツールやアプリに慣れるだけでなく、咄嗟のときの素早い注文も出せるようになります。

合わせて、繰り返し取引ををすることで素早い損切りも求められるため、損切りの重要性についても学ぶことができるのです。

塩漬けにできないとなれば、相場が逆に行く前に早くに損切りをする必要があります。

早い損切りはFXで収益を上げるためには最も重要なポイントでもあるため、それをキャッシュバックキャンペーンの条件達成の過程で学べるのは非常に大きいです。

キャッシュバックキャンペーンの入金額の条件さえ満たせるなら、初期資金は大きくなくても問題ありません。

資金が少ないと1回あたりの取引量が減るので新規取引回数を多く重ねる必要がありますが、回数を重ねれば良いだけで、資金が少ないからといってキャッシュバックの条件が満たせないわけではないのです。

初期投資資金で10万円前後が用意できない方であっても、キャッシュバックキャンペーンには参加できます。

取引回数を重ねる手間はかかりますが、そのちょっとの手間で数万円や数十万円のキャッシュバックが得られるなら非常に効率が良いと言えるでしょう。

FX会社によっては、新規口座開設時だけでなく開設後の取引高に応じたキャンペーンを行っているところがあります。

取引高の応じてキャッシュバックが増えるキャンペーンもあり、これを使うことでさらに資金が作れます。

FXは初期投資資金が少ない方でも、こういったキャッシュバックキャンペーンを駆使することで投資資金を作る技もあるのです。

FX会社によって内容は様々ですが、キャンペーンで有名なヒロセ通商のLOIN FXの場合であれば、指定通貨ペアの新規取引高に応じてキャッシュバックが受け取れるようになっています。

対象通貨ペアは様々で、スプレッドが狭いユーロドルなども対象になっているので、取引コストを抑えてキャッシュバックが狙えます。

メインとなるのはユーロ円やポンド円、豪ドル円などのクロス円の通貨ペアで、これらは最大で数十万円の高額キャッシュバックが用意されています。

さらに通貨ペアごとに条件を達成すればキャッシュバックは全ての通貨ペアで受け取れるので、多くの取引を重ねることが苦ではないのであれば、総額で非常に大きなキャッシュバックが受け取れます。

新規口座開設のキャッシュバック条件と、通常のキャッシュバック条件は併用できる場合があります。

どちらの条件も満たせば両方のキャッシュバックが受け取れるので、新規口座開設時のキャッシュバックキャンペーンは非常に効率が良いです。

また、キャンペーンは達成した際にエントリーが必要な場合があります。

自動エントリーでない場合はエントリーをしないと無効になってしまうので、この点も合わせて確認をするようにしましょう。

キャッシュバック以外のキャンペーンも併用できる場合があります。

LION FXでは新規取引高に応じて毎月プレゼントキャンペーンを行っており、キャッシュバックとプレゼントの両キャンペーンは併用可能です。

キャッシュバックではないので資金を作るのとは異なりますが、お得にFX取引ができるようになるので、プレゼントキャンペーンの併用やエントリーも忘れずに行っておくと良いです。

FXは初期投資資金が少なくても少額で始めることができます。

まとまった初期投資資金がなくてもキャッシュバックがあるなどで、投資資金が捻出できるのが株などの他の金融商品と異なる点です。

いきなり自分のお金を多く投資に使ってしまうと、損失が出たときに立ち直れなくなってしまいます。

そういった点でも、少額で始められるFXは初心者の方でも取っつきやすいと言えます。

FXは初心者のうちからいきなり勝ち続けるのは難しいです。

最初の頃は欲もないのでビギナーズラックのように勝つことはできても、継続して勝つとなるとどうしても難しくなります。

そんなときでも、少額で始めていれば損失のダメージは大きくなりません。

また、キャッシュバックで得た金額をメインにしてFXを本格的に始める場合でも、キャッシュバックのお金はいわば「あぶく銭」のようなものであり、なくなったとしても生活に困るものでもないです。

それを使ってFX取引ができれば、自身のお金に対するリスクを抑えつつFXが始められるようになります。

とは言え、最初のほうで触れた1通貨や100通貨などの極端に小規模なFX取引をしても、多くの場合には練習にもなりません。

1通貨でドル円を買ったとして、1か月で10円上がったとしても収支はプラス10円です。

5円や10円のために真剣にFXをやろうとは考える人はいません。

やはりある程度の金額が動かないと真剣になれないので、無理しない程度の規模での取引がFX上達のために必要な要素と言えます。

中にはギリギリのお金で取引をしてこそ経験値が貯まるという意見があり、たしかにその通りではあるのですが、最初からいきなりそれをやるのは避けたほうが良いです。

ある程度はFXの基本が分かり、リスクを把握した上でやるなら、人によっては考えられる選択肢ではあります。

FXに真剣に取り組むためには、余剰資金の中で万が一なくなってしまっても生活に困らない金額で、それでもなくなると少し痛いといった、程よいバランスの資金で始めることがポイントです。

そのための資金はキャッシュバックで捻出するのも良いでしょう。

キャッシュバックで得たお金はなくなったとしても生活に困ることはありませんが、せっかくもらったお金がなくなると痛いと感じるものです。

いくらぐらいがバランスが取れているかは、その人の生活レベルによっても変わります。

自身の収入や支出等から考えて、決して無理のない資金でFX取引を始めてみるようにしましょう。

キャンペーン条件を達成したらすぐ出金してもいい？

キャッシュバックが反映されるまでは、取引をしないとしても念のために資金は口座に入れたままにしたほうがいいです。FX会社によっては、条件達成後すぐの出金はキャンペーンの対象外となってしまう場合があります。

キャッシュバックはリスクなし？

条件達成のためにFX取引をしなければならないため、損失が生じるリスクがあります。キャッシュバックを受け取れば損失額次第でカバー可能ですが、決してノーリスクではありません。

大きく動くチャンスだから資金をカードで借りてもいい？

やめたほうがいいです。借りたお金や使ってはいけないお金でFX取引をすると冷静な判断ができなくなり、勝率やパフォーマンスが極端に落ちます。